おコメ博士の闇米日記

世界の三大穀物らしく、人類レベルで日本農業(特におコメ)について考えるブログです。

メイドイン『米国』の”米”を食べてみた #1 BOTAN(286円/kg)編

 

ドン・キホーテといえば、中毒性のある「ドンドンドン♪、ドンキー♪、ドンキーホーテー♪」の狂った音楽が有名なディスカウントショップだが、このグローバルな時代、その狂ったフレーズが繰り返される場所はなにも島国日本に留まらない。


ドン・キホーテの歌 Theme of Don Quixote

ワイハのドンキで『米』を物色

昨年のXmasシーズン、日本米PR活動の一環でハワイ・ホノルルにいたワタクシだが、日本と変わらぬ様子でドン・キホーテがあることには驚いた。聞くに、いまやハワイにもカリフォルニアにも、ドン・キホーテの店舗が進出しているらしい。

もう今の時代、セブンイレブン吉野家丸亀製麺も世界中にあるんだよね。

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さて、ハワイのドン・キホーテでは、さすがにあの中毒的音楽はかかっていなかったのだが、「安さの殿堂」はUSAでも健在で、日本モノもアメリカモノも比較的安い値段で売られている。

もちろん米もだ。驚くべきことに、ハワイでは玄米食の認知度が高く、玄米コーナーが充実してるってのも売り場の特徴の一つなのだが、米一つにしても色々な種類が売られている。日本のスーパーの米コーナーよりも、断然品数も販売面積も多いのだ。

さて、今回のブログ記事のタイトルからお察しできるように、なんといってもワタクシの関心があったのは米国産の米だ。

なんてったって『米国』である。米国に来て、米国産の米を食べない理由はない(そうでもないか。)。

まぁ、特に昨今は自由貿易の流れで米国産の米が日本に入ってくるとか、逆に日本産米が米国市場に打って出るだとかで、米国の米って実際どうなのかを知ることは、米業界人にとってはかなり重要な話、と思っている。ってことにしておこう(実際はただの知的好奇心かもしれないが)。

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不味い?美味しい?米国の米

さて、米国産の米の評価だが、個人的にはかなり分かれているという気がする。

つまり「美味しい」って評判も「不味い」って評判もどっちも聞く訳だ。身近な日本米関係者はたいてい米国産の米を「まずい」って言ったりすることが多い。ただ、それは日本産米は良いよねって言いがちな、中立じゃないポジションの人なので、ちょっと怪しい所があると疑り深いワタクシは思ってしまう。日本人は基本的に、日本っていいよね、と無条件にいいたがるからね。

という訳で、仮にもおコメ博士というアカウント名でブログをやっている以上、客観的に米国産の米を評価してみたいとワタクシは思った。ワタクシの性格上、自分が試してみて初めて納得することがとても多いのである。

そんなこんなでドン・キホーテの米コーナーで日本人のワタクシはまじまじと米を物色した。米国産米といっても結構レパートリーがあって、カルローズ米もあればコシヒカリもあるし、オーガニックもあれば慣行栽培もあり、価格帯もかなり違ったりする。アレもコレも試してみたいのは山々だが、米ってのはべらぼーに重いので、3種類の米を厳選し購入することにした。お買い上げした米国産のお米は、左から順に、ボタン、玉錦、田牧米ゴールド、である。

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左から順に①カルローズ米BOTAN 286円/kg ②カリフォルニア産コシヒカリとゆめごごちのMIX玉錦 559円/kg ③カリフォルニア産コシヒカリ田牧ゴールド 789円/kg

結局、これらの米は日本にまで持ち帰って、日本の高級炊飯器で買って食べてみた、というのが本ブログ記事の趣旨なのだが、実はハワイにいる間にも米国産米を食べる機会があったことも予備情報として告白しておこう。

しかしまぁ、少なくともセブンイレブンで買ったスシロールはまったくダメだった。冷めると米の質の違いが出やすいのはあるのだが、食感もグニョッとして、米の味も悪く、寿司酢が米をより不味く感じさせている。ワタクシはスシロールを一口食べて、「うへっ」とつぶやき、そっと『ごめんなさい』をした。それくらいちょっと食べられないレベルだったのである。

でも結局この米がなんの米(銘柄や産地)なのかは分からなかったんだけどね。。。 

 

286円/kgのカリフォルニア産カルナローリ「ボタン」のその味は

もう一度ボタンの米のパッケージをまじまじと見てほしい。

f:id:mroneofthem:20190213001825j:imageワタクシら日本人も、パンやパスタのパッケージに英語を使うことなのはザラなので、他人のことを言える立場でもないのだが、カリフォルニア産の米のパッケージに日本語や漢字が使われているとちょっと「ん?」と思ったりする。

もっと江戸っ子的に言うと「ふてぇ野郎だ」という所だろうか。f:id:mroneofthem:20190213001832j:imagef:id:mroneofthem:20190213001838j:imagef:id:mroneofthem:20190213001845j:image

余談はさておき、さっそくボタンの味についてだ。

今回の炊飯環境は、某S社の8万円近い土鍋型電気炊飯器だ。通常は我が家では「ゆめぴりか」が常食で、この炊飯器でかなり良い炊きあがりをみせている。今回は米国産の米をはるばる太平洋の上を通って持ち帰り、我が家の高級炊飯器で炊こうという訳だ。

さてさて、ボタンの炊きあがりは、一見おいしく炊きあがったように見えた。しかしよく見てみると光沢はかなり少ない(写真をとりわすれた)。一方で匂いに関しては、そこまで嫌なものは感じなかった。

味の方は、一口たべた時はちょっと「おっ?」と思ったのだが(炊きあがりの米ってのは強いからね)、噛んで味わうとやはり味の違い(日本産米との)がはっきりと感じられる。

食感は悪くはないのだが、モチモチ感はなく、甘みも感じない。

「まずい!」って程の味ではないのだが、日本産米では通常かんじるあのお米の美味しい味っていうのが、感じられないのだ。

どっしり甘い、でもなければ、さっぱり食べやすい、って味でもない。

なんだろうね、あの味は。。。でも日本の安い外食店(餃子食べ放題のお店)でも、こんな感じの美味しくないお米を食べたことがあるから、日本産米のすべてが美味しくて、という話でもないとは思うのだが。

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ということで、通常はおかわり一度はするワタクシだが、ボタンでは一膳で箸を置いた。といっても、食べられない、とは思わなかったのだけど。

実際、カレーとかカツ丼とか、味の強いものとセットで食べるなら、ボタンでも気付く人は少ないのではなかろうかと思われる。そう考えると、コストにシビアな飲食店は、やっぱり安いお米を選んでしまうのは、仕方ないといえば仕方ない。

 

ちなみに、62歳の食べ物にあまり関心がない弊父親は、『THEつまみ食い』で試食前のご飯を勝手に食べていたのだが、それがいつものご飯と違うことにすら気付かなかった。。。ネタばらしをすると、「え?」と言っていたくらいだから。はぁ~美味しいお米があっても食べさせる気力がなくなるヤツ、ですね。

まぁそういう訳で、気にしない人にとっては米は何でもいいってのも、一つの真実かもしれない、としみじみ感じた一日でもありました。