おコメ博士の闇米日記

日本農業(特におコメ)について考えるブログです。

グローバル化

おコメの基本的なデータソース

某テレビ番組で安全保障の専門家と言われる人が、大阪にスリ―パーセルと呼ばれるテロリストが潜伏してますよ、と発言したら、その根拠はイギリスの東スポことデイリーメールだったので、それはどうなのよと批判を浴びている昨今の日本社会。 それはさておき…

国際稲研究所のIRRIのこと(3)幸せに暮らす現地の人達のこと

フィリピンの国際稲研究所IRRIに留学していた時代、隣接する大学内でひとりでフラフラ散歩していたら、町ゆく高校生から声を掛けられて仲良くなるなんてこともありました。 彼等は地元の高校生ですが、英語教育が進んでいるフィリピンでは、結構な数の人が英…

国際稲研究所のIRRIのこと(2)日本人研究者と外国人研究者の違い

前回の記事で、フィリピンのIRRIに留学した時のインド人との関わりなんかを少し書きました。 mroneofthem.hatenablog.com さて、外国である程度暮らすとなると、外国の日常生活が体感できるので、日本人と外国人の違いが感覚的に理解できるようになった…

国際稲研究所のIRRIのこと(1)インドとの不思議な縁

おコメの主要生産地は主にアジアなので、おコメ研究のメッカもアジアにあるのが筋というもの。 国際稲研究所、通称IRRI(International Rice Research Institute)は、フィリピンロスバニョスにある世界最大のどデカい国際農業研究所です。 irri.org I…

バレンタインデーに語りたいチョコレートのスイートでビターな真実

今週のお題「バレンタインデー」ということで、チョコレートにまつわる話を一席。 チョコレートの主原料であるカカオ豆は、日本では作ることが出来ません。 その理由は、カカオの樹の生育条件が非常に限定されていること。 平均気温27度以上とか、年間を通じ…

これからの日本農業とジャポニカ米の行方

ズバリ世界では約5億トンのコメが毎年生産されてますが、そのほとんどが長粒種のインディカ米というヤツです。チャーハンとかピラフに合うパサパサしたヤツです。コレです。 で、一方の我々にとって馴染み深いジャポニカ米の生産量については正確な統計情報…

安いコメが安く運ばれる時代に日本はどうする?

今年のセンター試験を解いて以来ひさびさに地理Bにハマりだしていますが、高校時代は全然興味もてなかったことが今になって面白く感じられるので新鮮です。 地理が社会構造に大きく関与しているからなるほど感があるんですよね。 さて、地理Bの授業で習う…

スイス政府がロブスターを茹でることを禁じたので正義が分からなくなってきた話

アメリカの哲学者にジョン・ロールズという人がいて、1971年に『正義論』という本を書いています。 正義論 作者: ジョン・ロールズ,川本 隆史,福間 聡,神島 裕子 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店 発売日: 2010/11/18 メディア: 単行本 購入: 10人 クリック: 2…

日本農業のディストピア③ ―「Open the door!」再度やってきた市場原理と自由貿易の黒船―

前回の記事で、戦後日本がコメ不足からコメ余りに至る過程で、コメを作る大義を失っていった経緯を振り返りました。 mroneofthem.hatenablog.com 1970年代以降、作る意味を失い弱っていく日本のコメ業界に追い打ちをかけるように、今度は市場原理や自由貿易…

日本と世界の種苗会社勢力図

農業に不可欠な種。その種を販売する種苗会社の勢力図は、特定企業の寡占状態が続いている。有名所としてはシンジェンタ(スイス)やデュポン(アメリカ)、モンサント(アメリカ)やバイエル(ドイツ)等。とは言え近年は買収が頻繁に起こる戦国時代。シン…

浜田先輩から学ぶ。この際だから国際標準を意識しようという話

昨日ダウンタウンの浜ちゃんがイギリスのBBCデビューした話を書きました。 mroneofthem.hatenablog.com そしたら今度はアメリカのニューヨークタイムスデビュー! 顔写真もバッチリ決まってます。 Mr.Hamada (笑) 芸人さんの世界からしたら盛り上がってる…

浜ちゃんBBCデビュー問題からみる現代世界のスケール

遂に我らが浜田雅功(54)が、イギリス公共放送のBBCデビュー。 『ごっつ』からダウンタウンを追跡してる私としては、遂に世界デビューでめでたしめでたし、と言いたいところ。 しかしデビューコスチュームはなんとエディマーフィーのコスプレ。 しかも黒塗り…

石油頼みの日本農業がとるべきスタンス

農機のEV化は進んでいない。 したがって農機の稼働は石油頼みになる。 ガソリンは、はるか彼方中東から運んでくる化石資源だ。 (中東から日本への原油の主な輸送ルート) 農業の役割に「食糧安全保障」という言葉が使われることは珍しくない。 有事の際に自…

これからの日本農業の大前提

経済のグローバル化で、先進国は今やどの産業でも、工場を人件費の安い海外に移転することが普通になりました。そうしなければ、国際的マーケットの中の価格競争に到底勝ち得ないからです。先進国の経済にとっては困りものですが、発展途上国にとっては、経…

「闘うもやし」の読書感想

「闘うもやし ―食のグローバリズムに敢然と立ち向かうある生産者の奮闘記ー」(講談社:2016年)という本を読みましたので紹介。 闘うもやし 食のグローバリズムに敢然と立ち向かうある生産者の奮闘記 作者: 飯塚雅俊 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2016/…

アマゾン帝国は食農業界にもやってくる

2017年年末、日本のテレビでアマゾンがCM打ちまくってます。 かくいう私も、アマゾンプライム会員で、映画鑑賞には重宝してますよ。便利です。 さて、実は食農業界にも参入しはじめているアマゾン。 丁度今年、アメリカの自然食品大手のホールフーズを買収し…

日本酒株は上がる

前回の記事で、日本酒業界の未来は結構明るいという話をしました。 mroneofthem.hatenablog.com ということもあって、日本酒関連の上場株式会社の業績はどうだろうと思い、株は完全なトーシロながら少し調べてみることに。 参考になったのは「相場の福の神」…

グローバル経済で勝算ありの日本酒マーケット

後継者不足、米価低迷、組織の隠蔽体質・・・ 日本農業のマジョリティには目を覆いたくなる私ですが、実は日本酒業界の未来は明るいと思ってます。 なぜかというと、当面は日本酒はグローバル経済の下で輸出に向いている品目と思うからです。 例えばただのお…

アジア全体がマーケット!これからの米市場

夏草や 兵どもが 夢のあと... とは、約300年前に松尾芭蕉のおじさんが詠んだ句ですが、 あと100年も経たない内に日本の水田風景も夢のあとになりかねない、と思わせるのがこのニュース。 www.nikkei.com 簡単に言うと「コシヒカリ」とか「ひとめぼ…